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整体よもやま話

寝違えと飲み込み時の痛み

ある朝起きると首に痛みが。変な格好で寝てたのかな?と思いながら朝の時間を過ごしていると、寝ちがえだんだんと痛みが強くなって、次第に首が動かせなくなる。いわゆる寝ちがえ。
首が痛くて動かせない事が多いと思いますが、場合によっては物を飲み込む動作でのどに痛みがでることもあります。痛みが突然起きたように感じますが、実際は事前に疲労の蓄積などがあって起きるべくして起きてることが多いようです。(関連記事・寝違えを作る実験

首の筋肉の構造について考えてみましょう。
首の後側には、重い頭を支えるために重要な大きな筋肉が背中の方までつながっています。その中には肩の動きと関係する筋肉も含まれています。首の前側には頭を自由自在に動かすための細い筋肉がたくさん付いています。その中には物を飲み込む動きや、肋骨を引き上げ呼吸に関わる動きをする筋肉も含まれています。どの筋肉に痛みが出るかによって、症状はさまざまに変わってきます。

これはある女性の例なのですが、一昨日右の首に寝違えを起こしたと言って来院されました。首の痛みだけではなく、物を飲み込む時に喉のあたりも痛るようです。
首の動作テストのために首を回してもらうと、右へ回したときに右側の首筋が特に激しく痛みます。
施術は、この右の筋肉(僧帽筋)へ施しました。右の僧帽筋の緊張が緩む位置と支え方を見つけ、弛緩が促されるまでしばらく待ちます。次第に首の痛みは小さくなりましたが、まだ右へ大きく回すと痛むようです。
そこで、飲み込む時の喉の痛みに着目しました。
痛む場所を細かく聞くと、首の前側(斜角筋)に痛みの発生源があるようです。喉の痛み、斜角筋そこで今度は首の位置と支え方を斜角筋の緊張が緩む位置に合わせ、弛緩が起きるまでしばらく待ちました。すると飲み込む痛みはなくなり、右首の痛みもほとんどなくなりました。

ひとつの筋肉がひとつの役割だけを担っているわけではなく、他のいくつかの動作にも関わってきます。最もつらい動作や楽な動作があるのかを把握することも、悪い部分を早く見つけ出すのには必要になります。この方は、後日少しだけ残っていた右首の痛みに同様の施術し、全て良好となりました。

寝違えなどの急な痛みは、放置しても自然に治る場合もあれば、慢性化してしまうこともあります。それを初期の段階で区別することは難しいのですが、早めに適切な処置を施し回復を早め、慢性化の可能性を小さくする事は必要だと思います。

(2018年7月加筆修正)2021.01更新