整体よもやま話

生理時期の頭痛や肩こり

生理時期の頭痛

女性の場合、生理の前後に体調が変化するのはよくある事です。
普段より調子が良くなるのなら良いのですがねえ・・
大体は調子が悪くなります。
生理痛がひどい、イライラする、気分が落ち込む、などの症状以外にも、頭痛や肩こりがひどくなる方もいます。
体調が不安定なときは、普段あまり気にならない程度の症状も、増大されて現われる場合もあります。
例えば風邪を引いた時や体力が落ちている時も同じです。
痛みに対する閾値が下がってしまうからです。
今回の話は、生理前後に頭痛や首・肩・背中の凝りがひどくなると言うかたの話しです。

このかたの頭痛は、片頭痛のように片側だけがズキズキするのではなく、頭全体が「ずーん」と重くなる痛みです。
首や肩・背中のコリは、普段からあるそうですが、そこまで酷くはありません。
しかし、生理前後になると、コリは不快なほど酷くなり、その症状は5年以上前から続いています。
症状が出るのは、生理の前後と限定されています。
ですが、細かく話を聞いてみると、普段から首や背中に何とも言えない違和感はあると言います。
何か判定基準がないと施術方針を決めにくいので、「普段感じている首背中の僅かな違和感」を判定基準にすることに。
普段のわずかな違和感が無くなれば、生理前後の症状も低下すると考えたのです。
主な症状は、上半身上部です。
先ず頸椎の状態を見ます。
大体、頭痛が出るかたの場合、後頭部下あたりに問題があることが多いので。
案の定、頸椎の1番に対して緊張が出ています。
頸椎の一番を包むように両手のひらで頭の下から包み込み、それを支えてバランスを取り、重心の傾きを修正するように支え直します。
しばらくすると、頸椎が緩む方向へ動きはじめ、緩んできました。
他の頸椎の緊張も調べ、1番以外に異常が見つからなかったので、そのまま下がって胸椎を調べます。
胸椎の1番、5番、12番。
頸椎1番と同じように緊張があります。
特に12番が強い。
緊張が完全にロックしている状態です。
一番緊張が強い胸椎12番から緩めます。

12番を緩めるのには少し苦労しましたが、1番5番それぞれの関節も緩めると、それに合わせて12番の緊張も緩みやすくなりました。
十分なゆるみが出てきた頃には、生理前後の症状は無くなっていました。

どの関節の緊張が、どの症状とリンクしているのかを考える事は大して重要ではありません。
重要なことは、普段は気付かない程度の異常でも、それが複数存在し、複合してさらに悪条件が重なると、何がしかの症状を出すことがある、体本来の能力を妨げることがある、と言うことです。

2017.12.10(2021.09更新)