トップ ご利用案内 予約状況表 メール
施術法 質問回答集 よもやま話 本棚
自己紹介 リンク集 ブログ 講習教室

整体よもやま話

感覚で感覚を変える

人は体の内側や外側から様々な刺激を受け取り感じています。色々な刺激は体中の器官(感覚受容器)でキャッチされ、それらの情報は脳で統合・分析・精査され、様々な感覚として生みだされています。

こうした刺激(情報)は、人体の内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする恒常性(ホメオスタシス)の維持にも役立てられています。つまり恒常性の維持により、人体は健康を保ち病気を自然治癒させるなど「命を正常に保つ」ことが可能になります。

では、いつまでも痛みが消えない・病気が治らないのはなぜか?

一つの可能性として、恒常性を維持し体を変化させるために必要な刺激が、上手く入力されていないのかも知れません。あるいは逆に今入力される続けている刺激のどれかが、痛みや不調を維持しているのかもしれません。ならば必要な刺激を与えるか、または不必要な刺激を取り除くことで、体は恒常性維持の機能を回復し、正しく変化しはじめるでしょう。

手技療法では、体のどこに異常があるのかを施術者の感覚で見つけなければいけません。施術者は異常部の感覚を自分の体で感じるために、一旦患部の異常に自分の体を同調させます。そこで感じる異常感覚が消失するように、施術者は自分の体を操作します。

このとき必要な刺激の入力と、不要な刺激の消去が行われます。施術者の感覚が変わり=患部の感覚が変わり=患者の感覚が変わる。つまり整体とは「感覚で感覚を変える技術である」とも言えるのではないでしょうか。
(2018年8月加筆修正)