整体の安穏亭
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整体コラム

自分の身体調整力を磨く

自分の体を自分で調整する。理想的なことです。日常生活でたまった疲れをどうすれば解消できるか。どう体体を整えるを動かせばいいのか、どんな姿勢をすれば楽なのか、今どの部分が疲れてきているのか、どんな生活パターンが楽なのか。自分の身体感覚に敏感になることが必要です。

この感覚が鈍くなると、体には無理がたまって来ます。無理していることに気づきもしないかもしれません。こんな質問をよくされます。

「デスクワークで肩がすごくこるのですが、どういう姿勢でやればいいのですか?」

一般的に良い姿勢といわれる座り方をしていても、長時間同じ姿勢をしていればコリは出来ます。大事なのは溜まってきた疲労を素早く感じ、状況に合せて楽な姿勢に変えていくこと。コリがものすごく溜まってしまう人は、きっと仕事に一生懸命になりすぎて体のことを感じるひまがないのかも知れません。

運動が体に良い1つの理由は、こういった身体感覚が磨けることです。特にのびのびと自由に身体を使う運動がいいですね。体操やウォーキング、ランニング、水泳、武道など。

道具を使わない、体だけでやる運動が良いですね。道具を使うスポーツも良いですが、身体感覚の鈍い人が道具を使うスポーツをやると、道具ばかりに意識が行って体に無理をさせてしまい、余計に感覚が鈍くなる事があるのでお薦めしません。
自分の身体を自由にコントロールできて、すみずみまで敏感に感じ取れるようになる事が目標です。先日読んだ本「身体調整の人間学(高岡英夫 監修・著)」に良い文章があったので抜粋します。
p132より抜粋。

身体調整の人間学(高岡英夫 監修・著)「・・・・<自律的身体調整力>の足りなさを示している。ここで、<自律的身体調整力>といっているのは広範囲のものである。そこには、筋肉をもむ、さする、あるいは伸ばす(ストレッチ)などを自分で行う他、寒くなったら暖める、立ち疲れたら坐る、坐り疲れたら立つ、精神的緊張によって身体が硬くなりそうな時リラクセーションする等、日常生活の中での身体への気づかいが入ってくるのである。実際に何をするかという能力の他、何をしないかということも能力である。
たとえば、腰が痛くなりそうな重さのものは持ち上げない、車に乗る機会を減らす、体が冷えそうなことはしない、一定時間以上はワープロをしない等、日常生活の中の行動のひとつひとつを身体調整という観点からチェックし、過度な負担のかからないやり方を選び、生活全体が身体調整になっているようにするのである。これができるためには、何をするとどの程度体が硬くなるか、あるいは冷えるかということが自分の身体意識でわかることが必要である。

 (2016年7月更新)