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整体よもやま話

自律神経と免疫の関係

自律神経とは交感神経と副交感神経のことで、自分の意思ではコントロールできない神経のこことです。興奮しているときは交感神経、リラックスしているときは副交感神経が各々優位になっています。

自律神経が乱れると様々なつらい症状が出ますね。自律神経失調症と言うやつです。最近、学生に自律神経の働きについて授業をしていて、その中で自律神経と免疫の関係を説明するのに「福田-安保理論」(ふくだ-あぼりろん)を交えて説明しているので、ちょっとここで簡単にまとめたものを書いておきます。

まず福田-安保理論を簡単に言うと

①交感神経が緊張すると顆粒球が増える。

②副交感神経が緊張するとリンパ球が増える。

というものです。
ここで顆粒球とリンパ球について簡単に説明しておきます。

顆粒球やリンパ球は血液の中の白血球と呼ばれる免疫をつかさどっているグループの中に含まれるものです。顆粒球は細菌などのサイズの大きな異物を食べてくれます。リンパ球はウィルスやガン細胞などのサイズの小さな異物を処理してくれます。顆粒球とリンパ球の割合は季節や時間帯などによって変動はあるもののある程度の枠内に収まっているのが正常な状態なのです。

もし過剰なストレスなどによって自律神経のバランスが乱れると、異常に交感神経が緊張し続けたり、あるいは副交感神経が緊張し続けたりといったアンバランスがおきるわけです。すると、交感神経が異常緊張した場合は顆粒球も異常に増加してしまいます。

顆粒球は2~3日の寿命を終えて死ぬと活性酸素を出すのですが、顆粒球が異常増加しているとこの活性酸素も大量に体内に出来ることになります。活性酸素は大量にあると私たち自身の組織を破壊してしまうことになるのです。

また交感神経緊張により血流障害や排泄、分泌機能の低下なども起こる為、結果 ガン、胃潰瘍、糖尿病、動脈硬化、肩こり、腰痛、冷え、高血圧、不眠、便秘、イライラなどの症状を起こすわけです。

逆に副交感神経が異常緊張した場合はリンパ球が異常増加します。リンパ球が増えすぎるとわずかな異物に対しても過敏に反応してしまいます。これがアレルギー反応です。

また、副交感神経が働くと血管が拡張するのですが、これも許容範囲を超えると動脈からの血液量を静脈で戻しきれなくなります。すると静脈に血がたまった状態(うっ血)を招き、結果老廃物の排泄がうまく出来なくなり、外部からの侵入物(例えば花粉やダニなど)が体内にたまりやすくなってしまいます。アレルギー反応に拍車がかかりますよね。花粉症、小児喘息、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックなどのアレルギー症状が出るわけです。

自律神経が乱れると怖いですねえ。でも、自律神経をうまくコントロール出来れば、ほとんどの現代病が治ってしまうことになりますね。これはかなりすごいことだと思います。

ちなみに今回の内容をもっと詳しく知りたい方は日本自律神経免疫治療研究会のホームページや井穴刺絡研究会のホームページをご覧ください。詳しい内容と、具体的な施術方法が載っています。

(2016年7月更新)