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整体よもやま話

ノド奥の固まりと自律神経症状

今回紹介する方は、首筋、後頭部、肩コリ。
過緊張になると、不整脈、動悸、声の震え、口元が引きつり、そうなると上手く話せない等の自律神経失調症状が出ます。
約6年前からの症状です。
時間も経っており、その過程で症状も複雑になっていったようです。
ただ、今回施術として行ったのは、ほぼ一カ所。 その場所は頸椎一番の前方(喉の奥でベロの付け根の奥と言えば、なんとなく場所は分かるでしょうか?)です。
この、喉の奥に出来ていた緊張の固まりを緩めると、かなり複雑に見えた症状もほぼすべて解決しました。
施術内容についてはホントこれだけなので、これ以上細かく書くことが特にありません。
なので、この固まりがどんな症状を作っていたのか、このかたの経緯を要約して書きながら説明したいと思います。

始まりは7年前。
片目の奥に痛みが起こり、脳神経外科で検査。 MRI等異常所見は無く、後頭神経痛と診断されたのが始まりです。
その頃から、不整脈の症状(特別異常なものではないと診断)も出始めました。
しばらくすると目の痛みは無くなりましたが、そのかわり、後頭部~首肩のこりに変わっていきました。
そのころから整骨院に通うようになり、だましだまし過ごすようになったのですが、ある日ハリ治療をすすめられ、コリを一番感じる後頭部にハリをおこなうと、その翌日から激しい過緊張、動悸、油汗、目まい、声の震えなど自律神経失調症の症状が発生。人前などで緊張する場面になると、急に脈が上がり血圧が下がり立っていられない症状が続くようになりました。
耳鼻科での検査でも血圧の低下や、目まいが実際に出ていると診断されました。
激しい症状は半年続き、病院での投薬治療(めまいの薬、自律神経失調の緩和薬、Bスポット療法など)によって今では当時ほどの激しかった症状は落ち着いてきました。
しかし、後頭部~首肩のこりは相変わらず続き、コリがひどくなると頭がボーっとし、過緊張や激しく脈が上がったり、口元が引きつるなど自律神経失調症の症状は発生します。
後頭部を自分で指圧するととても気持ちいいのですが、その後は必ず耳が火照り、指圧した箇所が炎症して張る感じになるそうです。
また、夜もぐっすりとは眠れない状態が何年もずっと続いています。
様々な治療院にも通ってきたそうですが、一時的なコリの減少はあっても、症状の根本改善は見られなかったそうです。

初見では随分複雑な状態に見えました。
症状は実際かなり複雑です。ですが、単純に7年前の経緯から推察すると、やはり首後頭部周りに原因がある確率が高いように思いました。
表からの所見では、症状側の斜角筋下部の緊張、胸鎖乳突筋の緊張、後頭下筋の緊張、僧帽筋の膨張が見られます。しかし、内部を検査すると、頸椎一番(C1)の前方(喉の奥)に一番緊張が強いポイントが作られていました。
経緯が複雑だったので、ほとんどの時間を問診と検査に使いました。
その為、施術はこの箇所を緩めることと、後頭部側にも少し緊張が出ていたのでこれを緩める施術だけを行ないました。
結局、経過は非常に良好で、初回の施術日から仕事の時の緊張、不整脈、あがり症も改善。
後頭部を押したい感じも減少し、夜もよく眠れるようになったそうです。

現在は初回の施術から約一ヶ月経過しました。
良好な状態を保っていますので、あと2ヶ月は2~3週間に一度の施術で経過を観察することにしています。
症状が回復して3ケ月再発なく保っていれば、治ったと言う事で良いと思いますので。

追記)その後、症状も再発することなく3か月を待たずして施術終了となりました。

自律神経系の不調と思われる症状。
そんな方々の施術で頸椎1番の施術箇所を選ぶことは結構多くあります。
特に、頸椎の前側(のど側)に緊張が出ている人は、その部分には痛みは感じず、別の場所に痛みやコリを感じることが多く、喉の辺りには詰まった様な違和感や、何かが引っ掛かっている様な不快感だけを感じるようです。
そして、様々な症状は全身におよび、いわゆる自律神経失調と一般的には言われます。

以上

2020/3/09作成(2020/5/27更新)