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整体コラム

ジーンと時々手のしびれ

鎖骨下動脈シビレと言っても、人によってその意味、感じている感覚が異なる事はよくあります。
電気が走るようにピリピリ痛む場合
感覚が麻痺して感じない場合
正座で足がジンジンする場合
このどれも同じようにシビレと表現されます。
それぞれ原因が違いますが、 今回の話は正座で足がしびれるのと同じ血流障害が原因で起こる手腕へのシビレです。
 
このかたは、シビレが一日に数回、肘から手の先にかけて「ジーン」とした感覚で起こり、起きても数分でおさまります。
痛みもなく、皮膚感覚も正常、握力の低下もなく、手の指を屈伸すると治りが早いそうです。
腕への血液は鎖骨の下から脇の下を通る血管から供給されています。
多いのは脇の下や鎖骨部での血流障害です。
その部分には、斜角筋、大胸筋、小胸筋、大円筋などが走行しており、これらの筋に慢性疲労が続くと周囲の血管の流れを阻害します。
慢性疲労の原因は、その筋の緊張が常に過剰になっているためです。
その筋自体が悪くなって緊張が解けない場合と、悪い部分をかばって緊張している場合とがあります。
いずれの場合も、もっとも緊張の高い部分か、押さえると痛みの強い部分から施術し、緊張を解いていきます。
このかたはシビレが出ている側の斜角筋と呼ばれる首の側面の筋肉に主な原因がありました。
この緊張によって、一部の頸椎の重心が斜め前に固定され、自由な移動が出来なくなっていました。
重心の移動が固定されれば、頭を楽に支えることは出来ず、常に力んだ力を首にかけ続けることになります。
そういう場所に手を触れると、外へ向かって強い抵抗力を出しているのがわかります。
この抵抗力を正確に捉え、無理やり押し込むのではなく力の向きをゆっくり変えてやると、固定されていた重心軸は動き始め斜角筋は緩んできます。
斜角筋が緩んだ結果、腕への血流は良くなり慢性疲労も改善、シビレは出なくなりました。
座り仕事などで同じ姿勢が長かったり同じ作業を繰り返し続けていると、肩もこってきますが、首もかなり疲労してきます。
疲労がひどくなると、重心でバランスをとり支える能力が低下し、次第に固定することで支える間違った体の使い方に変化してきます。
その結果、無理のかかった筋肉に異常が起き、思わぬ症状が出る場合があります。
気を付けてください。
(2018年7月加筆修正)