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整体よもやま話

キズ修復期間の目安

キズ、つまり事故やスポーツ、転ぶなどして出来たケガによる外傷。そのキズが癒えるまでおおよそどれくらいの期間が必要なのか?その目安について書いてみたいと思います。

キズの修復にかかる時間は、傷つく場所(それが皮膚なのか筋肉なのか、骨なのかなど)によって大きく変わってきます。
それぞれの修復期間の目安は、

  1. 皮膚の修復・・約一週間
  2. 筋肉の修復・・約2週間~2ヶ月(軽症~重症)
  3. 腱の修復・・・約2ヶ月
  4. 靭帯の修復・・約2ヶ月~6ヶ月(軽症~重症)
  5. 骨の修復・・・約2ヶ月~6ヶ月

上記1~5は、成人の場合を想定しています。

キズの修復には血液が必要です。血液によって不要なものは排出され、修復に必要な材料や化学物質が運び込まれます。なので、血管、特に毛細血管がしっかり張り巡らされている組織は治りが早く、そうでない組織は治りが遅いと考えれば良いです。
そのため、キズ(ケガ)の場所によってかなり修復期間に差があるのがわかると思います。もちろんキズの度合いによっても差がでます。腱やじん帯、骨なんかは、結構治るのに長くかかるのです。毛細血管がとても少ないので。キズ周辺に治癒を邪魔するものが何もない健康な人でも、単純に傷が治るのにこれくらいの期間がかかるので、治癒を邪魔する要因がある人はもっと長い期間、あるいは慢性化して治らなく場合もあります。

普段ケガをしたときに、皮膚のキズは目に見えるので、治るまでの期間はどなたにも実感としてあると思います。でも、その他の場所は体内で見ることが出来ません。
キズの塞がり具合はどうなのか?、膿んでいないか?順調に回復しているのか?もう治っているのか?など・・
目に見えないと色々考えてしまいますね。
多くの方が、ケガをして痛みがしばらく続くと、痛みの場所が凄く気になってくると思います。すると、気になるせいで普段以上にキズ周辺を動かしてしまう事があります。自分で痛みを確認するような動きをやってしまいます。これは『やってはいけない動き』です。腰、肩、首、気になる所に力が集中する(支点が出来る)ようにグリグリ、ゴリゴリと動かしてしまう。すると増々キズは修復困難になり、慢性化しやすい状態を自分で作ってしまいます。
痛みがあるのに気にするなと言うのは難しいかもしれませんが、極力忘れて普段通りの身体の動かし方をするのがベストです。

腰が痛くなると急に腹筋し始める人もいますし、逆に、怖くて全く動かさないようにする人もいます。これもどちらもキズの修復を遅くする可能性があります。キズの程度に合わせて、回復状況に合わせて、ほどほどに動かす、以前のように動かすなど、変化をつけてリハビリすることが大事ですね。
キズが塞がっていないのに動かしすぎれば、当然キズは広がり組織は「壊れます!」。
えんえんと治る暇を与えない状態を自分で作っているようなもので、その結果慢性化完成となります。
逆に、キズはもう塞がっているのに全然動かさないようにしていると体は「衰え」ます。廃用性萎縮といって使わない所は必要ないと判断され、機能がどんどん衰えていきます。筋肉だったら力が弱くなり、骨だったらもろくなります。
目に見えない場所のキズ(ケガ)の状態は、自分で判断するのはなかなか難しいかもしれません。ただ、いつまでも若い時と同じ回復を期待してはダメです。年齢と共に回復は遅くなります。それは頭である程度理解しておかなければいけません。一番いいのは、ケガをしない事。特に齢をとってからは尚更です。
(2021年1月更新)