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手術後の突然死(肺塞栓症)

肺塞栓症

肺塞栓症とは、血液のかたまりが、肺動脈をふさいでしまう症状です。
広範囲の肺動脈をふさぎ、十分な酸素が供給できず、また心臓に過剰な負担がかかることによって、突然死に至ることもあります。
血栓ができやすい条件は、

などがあります。

入院 肺塞栓症

入院患者での肺塞栓症の発症率は約1%。
病理解剖を行い、死亡原因が肺塞栓症と判明する確率は約5%。

発症は、トイレ歩行、リハビリ、体位変換などを切っ掛けに、下肢にあった大きな血栓が流れて肺梗塞になると、突然呼吸困難になったり突然死をおこすこともあります。
そこで大事なのは、血栓をつくらない為の予防方法です。
最も効果がある予防法は「早期離床」と「歩くこと」。そのほかにも、

などがあります。
私の妻も、以前手術(全身麻酔)したときは、弾性ストッキングと空気圧迫法をやってました。
それと、翌日には早々に歩かされていました。
妻の手術自体はそんなに難しいものではなかったのですが、その時手術をするべきかどうか考えたときには、手術自体の危険性もさることながら、こういった術後に起こるリスク(確率は低いですが)も考慮に入れて検討しました。

症状の有無にかかわらず、脊椎の手術では16%に、人工股関節では27%、人工膝関節では50%、大腿骨頚部骨折術後では44%に血栓が認められているそうです(兵庫県、宝塚第一病院の藤田悟氏の報告)。

手術をするときにはこんなリスクもあるのです。参考サイト:メルクマニュアル家庭版

2015年掲載(2021年9月更正)

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