整体よもやま話

膝の痛みで正座困難

膝の痛み

60代女性で、健康維持のために定期的に来られているかたなのですが、今回は右ひざの痛みです。
正座をしようとすると右ももの裏、ふくらはぎ、膝前が痛くて正座ができないようです。
膝の曲がる角度の、かなり早い段階で痛みが出ます。

きっかけは、転んで膝頭を軽く打った後からだそうです。
整形外科で、膝の水を何度か抜いたようですが、膝の痛みは良くなりません。
膝周りは腫れており、膝の裏が最も腫れが大きい。
膝の前面が伸びにくくなっているのもありますが、膝裏がうまく縮めないのが原因のようです。
膝の裏に悪いところがあると、その部分の筋肉は縮むことを嫌います(力を出すことを嫌う)。
その影響で反対側の筋肉、この場合はモモの前側の筋肉の緊張が通常よりも上がり、膝が曲げにくくなることがあります。
膝裏の緊張を緩めて行く事にします。
膝の曲げ角度が45度ぐらいで痛みが出始めます。
そこで膝の角度を痛みの出ない位置まで広げ、ひざ裏の緊張が柔らかくなるように関節を支えます。
支えながら緊張がゆるむまで待って、ある程度ゆるんだので正座をしてもらうと、膝の前の突っ張りがずいぶん無くなり、正座は出来るようになりました。

膝を打撲すると、打撲の程度にもよりますが膝は腫れます。
炎症反応です。
腫れると、膝関節の内圧が上がってしまい、膝を曲げにくくなります。
ここまでは問題なしです。
その後、自然に治癒が進み、炎症が治まってくれば、腫れも引いて膝も曲がるようになって来ます。
順調に治癒が進まなかった時が問題ですね。
腫れ(水がたまった状態)がいつまでも引かないと言うのは、いつまでも炎症が起きているって事です。
何かが膝を攻撃し続けているって事です。
その原因が膝の周辺に出来た緊張なのかも知れません。
緊張のせいで膝関節に過負荷がかかって、膝をコツコツ壊し続けているのかも。
あまりに長くこれが続くと、膝関節に変形を起こしてしまう場合もありますので、注意してください。

(2016年7月)2021.09更正