整体よもやま話

寝違えを作る実験

寝違えることが出来るか、実験してみました。
誰しも一度や二度は経験がある「寝違え」。
特に春先になると、寝違いで来院する方が増えるように感じます。

何故寝違えるのか?
原因について調べている時に、意図的に寝違えを起こせるのか、自分の首で実験してみようと思い立ちました。
まず寝違えの原因をインターネットで検索してみました。
「寝違え・原因」で検索すると、

私の場合、寝違えは年に1回なるかならないか程度です。
その場合も、2日も放って置けば自然に治ります。
肩こりも全くありませんし、リウマチもありません。
精神的なストレスはあります。
内臓の疲れは・・あるかもしれません。が、自覚症状は出ていません。
頚椎のズレと言われるものも、自分で診る限りは問題ありません。
もちろん脇の下の神経は圧迫されていません。

今回寝違えを起こす方法として、首の筋肉に過負荷を掛けてみる事にします。
方法は、右体側を下に横向きに寝て、腕で頭を支えた状態でテレビを見ることにしました。
この体勢だと、右の首は伸びた状態で力が入るので、結構負荷が掛かるポジションです。
ちなみに、脇の神経の圧迫をしないように、脇は開いた体勢で行いました。

横寝の図

実験記録)

1日目:
普段は座ってテレビを見ているので、この姿勢をとると首への負担を感じます。
なんとなく嫌な感じです。
でも、体が横になっているので、全体的には楽な感じはします。

2日目:
寝違えは起きなかったので、今日も横向き寝でテレビ鑑賞。
今日は1日目のような首への負担はあまり感じなくなっていました。
なんだか、この姿勢がとても楽な感じがしてきました。

3日目:
まだ寝違えは起きていません。
でも、以前のように座ってテレビを見るのがなんとなくつらくなってきました。
自然と横向きに寝てしまう感じです。

4日目:
寝違え発生しました!
朝起きると右の首が痛くて、首が回らなくなりました。
実験は成功です!

背中の図

痛む場所は右の首筋から肩にかけて。
頭を右へ回すのと、右へ倒す動きで痛みが顕著に現れます。
頭を左に回すのと左に傾けるのは、まだマシです。
しかし、大きく動かすとやはり右の首に痛みが出ます。
押して痛む場所は、図の赤印の所。
特に頚椎2番、3番の右横と、肩甲骨の上部(肩井)と、肩甲骨の内側に痛みが強く現れます。
ズキズキと痛む感じではなく、こわばった感じです。
時間がたつと、だんだん首の前の方へもこわばりが広がって来ました。
前の晩寝るまでは、さほど違和感は無かったのに、朝起きるとこの状態。
寝ている間に何が起きたのか?
筋肉疲労と、眠っている間の冷えが重なって発症したのか?
それとも、知らぬ間に炎症が起きていて、時間とともに広がり、たまたま朝痛くなったのか?
首の疲労のせいで、おかしな体勢で寝ていたのか?

痛みがどのタイミングで発生したのかも不明です。
寝ている間にだんだん痛くなったのか、それとも朝起きて首を動かした瞬間に痛みが発症したのか?
この辺の事は、眠っていたのでわかりません。
とりあえず今回の実験で、首の筋肉を伸ばした状態で持続的に力を入れておくと、寝違えの原因の一つになり得る事がわかりました。
もちろん寝違えの原因は一つではありません。
ちなみに、今回と同様の実験を後日もう一度行い、結果は同様に寝違えました。

今回の実験で一番印象的だったのは、2日目以降の感覚の変化です。
初日は、この体勢で横になる事に違和感(不快感)があったのに、2日目、3日目と経つごとに、この体勢の方が楽に感じるようになって、逆にまっすぐ座ってテレビを見るのがしんどくなってしまいました。
怖いです。
これを長く続けると横向き寝が癖になってしまいそうでした。
その結果、常に首に違和感や異常を抱えてしまうことになるのかも知れません。
楽に感じる姿勢も、本当に楽なのか?
もしかすると楽だと思い込んでいるだけで、実はどこかに極端な負担をかける姿勢になっているのではないか?
と考える事も必要だと思います。
ちなみに寝違いは、圧痛の強い部分の痛みを取る施術を行い、痛みが10➞2まで減少し、翌日には0になっていました。
もちろんその日から横向き寝でテレビを見るのは止めました。

(2016年7月更新)(2021.09更新)