整体よもやま話

右腕のぼんやりとしたシビレ

手首の痛み

今回の話しは、『操体法』と言う施術法を利用した施術の例です。
男性。
症状は、右の肩から手の甲あたりまで、ぼんやりとしたシビレ感がある。
右の首筋にも少し突っ張り感がある。
ります。
痛くて仕方ないと言うわけではないようです。
ただ、なんとなくイヤな感じがして、右手の力も少しだけ入りにくい気がするそうです。
今までも、たまにこんな症状が出るときがあったそうです。

検査してみると、確かに右首筋から肩にかけて筋緊張が強い。
圧痛(押すと痛む)が肩甲骨周辺にあります。
この圧痛を消すために、足首や膝からの操法、肩、首からの操法などなど試しました。
圧痛箇所は、だいぶ減ったのですが、問題の症状は、まったく変化しません。
困っていると、
「そういえば、右手のひらをついて体重乗せると手首に痛みが出る」
と言ってきました。
もしかしてこれか?と思い、手首周辺を検査すると、手の甲の人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指の間の手首に近い側(中手骨間の手根骨寄り)に圧痛点があります。
早速、圧痛点に指を軽く当てて、その部分の皮膚を動きやすいほうへ、皮膚がぴんと張るように軽くずらします。
これで圧痛点は、ほぼ消えました。
すると、右腕のシビレ感が半分ほどに減少。
続いて、手首の操法を行います。
手首は、ぐっと反らすと痛いわけなので、逆に手のひら側へ曲げる操法をやってみました。
正座してもらって、右手を前に出し、ゆっくり手首を曲げてもらう。
手首が曲がり、肘が伸び、肩が上がり、体が少し左に側屈し、右のお尻に体重が乗る。
こういった形になりました。
この形が不快かどうか聞くと、なんとなく気持ちいいそうなので、そのまましばらく続けてもらい、ゆっくり脱力。
右腕のぼんやりとしたシビレ感も、これで無くなりました。

手首を反らせた時の痛みが4割程残ったので、自分で出来る手首の操法を教えて、時々手の指をほぐすように指導して終了。
なかなか原因箇所がはっきりしなくて悩みました。
いつも悩んでばかりなのですが。

(2014年7月)2021.09更正