整体よもやま話

背中の嫌な感じ

首や背中に、コリや痛みを感じる人は、多いと思います。
その痛みってどんな感じですか?と聞かれたら。
自分の感覚を、言葉で上手く表現するのは、簡単なようでとても難しいですね。
感覚は、あくまで個人の主観です。
私が感じる痛みと、あなたが感じる痛みは、決して同じではありません。
このかたは、首の後ろから背中、ちょど肩甲骨の内側の辺りに向かって、「嫌な感じ」があるようです。
コリなのでしょうか?
それとも痛いのでしょうか?

背中の筋肉

首の動作テストをやります。
首を各方向へ動かして検査すると、肩甲骨の内側に嫌な感じが再現します。
痛いのか?と聞くと、痛いわけでは無いと答えます。
頸椎から胸椎にかけて触診していきます。
すると、頸椎は左へ膨らんでおり、胸椎の上の方は右へ膨らんでいます。
背骨には、脊柱起立筋群と言われる沢山の筋肉が、上下にいくつも繋がっています。
背骨一個一個を繋いでいる物から、いくつもの背骨を跨いで繋がっている物もあります。
そのうちの一部、胸椎から頸椎につながっている起立筋に、緊張が取れなくなっている部分がありました。
少し長い筋肉です。
まずは、胸椎側でこの筋肉が付着している部分を見つけ、胸椎の緊張が緩む方向を探します。
緊張が緩む方向が見つかったので、その方向へ抵抗を消しながら進めると、緊張が緩みはじめました。
次に、同様の施術を頸椎側からも行います。
これで、おおよそ緩んだ感じになったのですが、まだ筋肉の中間あたりに緊張が残っています。
この緊張の根っこを探し、頸椎全体の角度を変え、緩む位置を探し、中間部分の緊張を緩めました。
背中の感じはどうかと聞くと、背中の嫌な感じは消えたそうです。

痛みやコリ感も嫌ですが、何とも言えない嫌な感じと言うのも、ずっと続くと、ずいぶんストレスになります。
腕や胸みたいに、手が届く範囲なら、嫌な感じの所に自分の手を当てて、いくらかましにする事も出来ます。
でも、背中だと手も届かないのですから。
もどかしいでしょうね。
痛みが無く、違和感程度だと、そのまま放置しておく事も多いと思います。
ですが、痛みも違和感も、元は同じ。
痛みのレベルまで達していないものを、違和感と感じている場合も多いです。
そう考えれば、違和感がレベルアップして痛みになる前に、違和感の元を取り除いておくのが最良です。

2018/12/14作成 (2021.09更新)