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整体よもやま話

膝の曲げ伸ばし動き始めに痛む

膝の痛みにも色々ありますが、この方の場合は正座は丈夫。膝の屈伸運動や歩くのにも支障はない。膝の動作痛でも、しばらく膝を動かさない状態から急に伸ばしたり曲げたりすると膝の関節の周りに痛みが出るそうです。

膝をひねったとか無理をしたとか何も思い当たる理由は無いそうです。膝の動作テストをしても確かに痛みが出る動きというのは無いようです。

どんな膝の痛みでもまず第一に見るのは膝の裏側の状態で、膝の裏に緊張が出ると膝の関節が詰まり動きに滑らかさが出なくなり、そのうち関節が負荷を受けて痛みを出します。しかしその場合、だいたい正座で痛みが出るパターンが多いです。案の定、正座では痛みが出ないこの方のひざ裏に緊張はありませんでした。

膝の筋肉には膝関節をまたいで足首側へ行くものと、太もも側へ行くものが有ります。結構大きな面積の広い筋肉群です。それらのどこかに異常が起きているようなので、ふくらはぎ側から順番に股関節側へ向けて調べていく事にしました。すると太ももの外側の一部分、膝の外側に繋がっている筋肉に不自然な緊張が出ています。押さえると少し痛みがあるようですが、普段はその部分には痛みなど全く感じなかったようです。そこで緊張が出ているポイントがゆるむ方向を股関節の動きで探し、ゆるむまでしばらく待つと、緊張の引っ掛かりが取れたおかげで周囲の筋もゆるんで来ました。あとは実際の生活でどうなのかを試してもらいましたが、もう痛みは出なくなったそうです。

普通のコリによる緊張であれば伸びにくさはあっても伸びないわけではないのですが、ここで言う不自然な緊張の場合は全然伸びず、さらに縮みもしない引っかかったような状態(緊張にロックがかかった状態)の事を言います。これが症状を出し始めると、その筋肉全体に緊張が広がり、次第に周辺の血液循環低下を招きます。動かしていれば血液循環は促されるので痛みは出なかったのでしょう。しかし、じっとしていると血液循環はさらに悪くなってしまいます。この影響が正座から立ち上がる時に出る膝の痛みにつながっていたのだと推測しています。
小さな緊張なのですが、条件がそろうと変な痛みや症状が出てきます。何も悪さしないで隠れている物もありますが、ひそかに体に制限(負荷)をかけているのは間違いありません。何か条件がそろうと顔を出すかも知れませんので、あまり無理をかけ過ぎないよう気を付けてください。

2018/12/7作成(2021.01更新)