整体よもやま話

自分で直す方法3(触れて通す)

自分で直す方法2では、動きの少し先をイメージすることで、正しい動きを導く方法を紹介しました。
しかし、この方法では中々うまくいかない場合もあると思います。
ここでは、少し難しくはなりますが、手で触れて動きを導く方法を紹介します。
繊細な感覚が必要になりますが、人によってはこちらのほうがイメージしやすい場合もあります。

「手あて」と言う言葉があります。
病気やケガをしたときに、手を当てて治療したことからこの言葉が出来たとする俗説(本当の語源は違うようです)もあるようです。
今から紹介する方法も、見た目は手を当てているだけ、指を触れているだけのようにも見えるのですが、ただ手を当てるだけではうまくいきません。
具体的な方法を、腰の痛みを例に挙げて説明します。

左の腰が痛むとしましょう。
痛む周辺で、なんとなく押したくなる場所、あるいは硬くなっている場所や痛みの中心になっているような場所を見つけ、そこへ指、または手のひらを当てます。
当て方は、あまり強く押し当てる必要はありませんが、弱すぎても駄目です。
押さえると言う感覚が一番近いと思います。
そうしたら、押さえている方向にそれ以上力は込めないようにしてください 。
ここからが重要なイメージです。

手当てのイメージ

押さえている手の中から、イメージの手が少し抜け出していくように意識します(上図)。
押さえているところよりも、少し先に進んだところを押さえる感覚です。
その感覚が作れると自分の手と釣り合い(バランス)の取れた何か固い抵抗のある「点」を感じれるようになります。
そしたらその状態をしばらくキープしてください。
少なくても30秒~1分ぐらい。
すると次第に固い「点」がゆるみ始めます。
それで終わりの場合もあれば、次の「点」が現れる場合もあるので、次が現れたらまた同じ段取りを繰り返します。
最終的に患部の感覚が変わってくるまで出来れば終了です。
抜け出る手を空想するだけではダメで、実際に抜け出した感覚を感じるようなイメージ、超リアルなイメージを作りましょう。
上手くできない場合はイメージが出来ていないって事です。
ひたすらイメージを練ってください。
それでもダメな場合は姿勢を変えてみてください。
イメージを利用して体に特別な動き(自然な動き)を作り出すことが目的なので、姿勢によってはその動きが不可能な場合があります。
色々工夫して試してください。

2017.10.13(2021.09更正)