整体よもやま話

立っているとだんだん痛む足

脚のシビレ

しばらく立っていると、次第にお尻や脚にシビレや痛みが出てくる。
立っているのがつらくなり、歩くのも困難になる。
でも、しばらく座って休めば、痛みがスーッと引いて来て、またしばらくは歩けるようになる。
この様な状態を、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と言います。
今回の話は、この症状が出ていたかたです。

先に結論を言うと、このかたは、腰部(下部腰椎)とその下の臀部(主に中殿筋と梨状筋)に緊張が固まって緩まなくなってしまったのが症状の原因でした。
立つ・歩く動作で使う筋肉のうち、過度な負荷が掛かり過ぎている筋肉が短時間で疲弊し、血流阻害、痛み、シビレ感を出します。
背中、腰、臀部、モモの後ろ、ふくらはぎなど沢山の筋肉がありますが、脚にシビレや痛みが出る場合、腰やお尻の筋肉が痛みを出す原因になっている場合が多いです。
腰やお尻で発生した痛みが、太ももやふくらはぎへ放散し、痛みが広範囲に広がります。
痛みの元から離れた場所に痛みが広がる現象は、意外と頻繁に起こります。
放散痛と言ったり、関連痛と言ったりします。
これは、脳が痛みの位置を間違って感じてしまう、脳の勘違いで起こります。
痛みが広がっている場所に悪いところは有りません。

さて、歩く動作で使う筋肉ですが、これらの筋肉は、座ると過負荷が減って回復できるので、しばらく座ると、また歩けるようになります。
でも、しばらく歩いていると、また疲労が蓄積して痛みが出ます。
これを延々繰り返します。
痛みが広がっている場所を揉んでも擦っても解決しません。
どの部分が痛みを作っている元なのか、それを見つけ出すことが先決です。
その場所は、「痛む場所」と「痛む姿勢」と「痛まない姿勢」の3つを比較することで、見つける事が出来ます。
更に細かな分析は触診で行い、正確な場所がつかめたら、そこの緊張のロックを解除する。
緊張が緩み、固定されていた重心軸は正しく動けるようになり、歩行しても痛みは出なくなります。
ちなみに、今回の話とは逆に、立っている・歩いている方が楽で、座っていると痛くなる場合もあります。
これも原理は一緒で、痛みの元になっている場所が、今回の話とは違うだけです。
同じ手順で悪いところを探して緊張のロックを解除。
どこが原因かを間違えなければ、解決します。

(2017年8月掲載)2021.09更正