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整体よもやま話

アキレス腱の痛みと足首の歪み

右足のアキレス腱に痛みが出ている70代の人です。数ヶ月前から右足首に原因不明の腫れがあります。

最初は腫れぼったい感じだけで痛みは無かったそうですが、1ヶ月前からアキレス腱に少し痛みが出はじめました。今は歩いたり腱を伸ばしたりすると、強い痛みが出るようになっています。病歴は40代の頃に踵の骨に骨棘(骨のトゲ)が出来て、痛みが出たため注射で骨を溶かして治療したとおっしゃいます。今でも踵のアキレスが肥大して、足首の動きはかなり悪くなっていましたアキレス腱の痛み

 

足首の関節(距腿関節)を調べると、アキレス腱側(後方)へかなり寄っています。アキレス腱には顕著な圧痛がありますが、ふくらはぎは緊張しているものの強い圧痛はありません。アキレス腱はふくらはぎの過剰緊張で張っているだけのようです。

後方へ出た足首の関節を戻す方向に動すと抵抗(緊張)が出ているので、この緊張を緩めようと施術を行ったのですが、素直に緩んでくれません。接着剤で固めているのかと思うような硬さがあります。30年の症状ですから癒着がしっかり起きていて当たり前なのかも知れません。足首だけに1時間かかりました。やっと少しゆるみ始め、足首の動きが戻ってきました。立ってもらい痛みを聞くと、痛む場所が最初より少し上の方、つまりふくらはぎの筋肉の方へ移動しました。

その後の経過は、日に日に痛みは小さくなり、数日後には歩いても伸ばしても何ともなくなったそうです。
推測ですが、無理な足首の動きを繰り返した結果、足首が後方へ歪んだ状態になり、アキレス腱に過剰な緊張が起こったのだと思います。この緊張が継続したため、アキレス腱付着部が肥大し骨棘(トゲ)が形成され痛みを起こしたのかも知れません。骨棘は注射とリハビリでなくなったようですが、歪みはそのまま残り、楽に動かせない足首は次第に使わないように固められ、癒着が進行して来たのかも知れませんね。

(2016年7月更新)2021.02更正